ウェット&ドライフェーン現象わかりやすく簡単に+起こりやすい地域も

猛暑が連日のように続いており、天気予報でもフェーン現象という言葉をよく聞きます。

しかしフェーン現象とは何なのでしょうか。

今回は2種類のフェーン現象と起こりやすい地域も、わかりやすく簡単に解説したいと思います。

目次

フェーン現象には2種類あり。ウェットフェーンとドライフェーン

フェーン現象とひとくくりで言っても、実は2種類あるんです。

それぞれで解説していきますね!

ウェットフェーン現象(湿ったフェーン)

一般的にフェーン現象といえば、ウェットフェーン現象(湿ったフェーン現象)といいます。

①湿った風が山肌をふきあがります。湿っているために雲を作ります。
②雲は山に雨を降らせてます。
③雨を降らせて雲は晴れますが、風は水分が抜けて乾いています。
④その乾いた風は、高温の強風になって、山からふき降りて降りてきます。

ウェットフェーンは、簡単に解説すると上記になります。

ちょっとだけ補足すると、山を登ると気温が下がるのですが、気温が下がるたびに空気は水分を含めなくなるんです。

そのために雲が出来て、雨を降らせてしまうんです。

ウェットフェーン現象(湿ったフェーン現象)のよく起こる地域は?

ウェットフェーン現象(湿ったフェーン現象)が多い地域は、下記のとおりです。

北陸地方を中心とした日本海側

天気図のパターンとしては、低気圧が日本海に進み、低気圧に向かって吹く南側からの風が山を越え、

日本海側でウェットフェーンが起こりやすくなるという構図です。

低気圧の位置関係で、北陸の方で起こる感じですね!

ドライフェーン(乾燥フェーン)

最近聞くようになったのが、このドライフェーン現象(乾燥フェーン現象)。

これはウェットフェーンよりも仕組みはわかりやすいです。

上空にある乾燥した空気が、山肌を降りてくる。

現象としてはこれだけなのです。

ただ、山肌を降りてくる風は、100mごとに1℃上昇します。

例えば頂上付近の気温が10℃だとすると、乾いた空気が2000mの山を降りてくると想定します。

すると、その山のふもとの気温は30℃と高温になるんです。

山を降りてくる風が100mごとに1℃上昇は、どちらのフェーンも同じ!

ドライフェーン(乾燥フェーン)のよく起こる地域は?

ドライフェーン(乾燥フェーン)のよく起こる地域は、下記の通りです。

日本海側だけでなく、太平洋側にも

あまり地域は関係なく起こりえるうようです。

天気図的には、太平洋高気圧が西に張り出しを強め、本州付近で北西の風が吹くと、

太平洋側でドライフェーンが起こりやすくなります。

夏の記録的な暑さは、ドライフェーンが関係していることが多いと言われているんです。。。

フェーン現象が起こるとどうなるか?

フェーン現象によって起こってしまうこともまとめておきました。

フェーン現象の影響①:気温の急激な上昇

フェーン現象が起こってしまった、山のふもとの地域では気温が急激に上昇します。
熱中症もおきますし、農産物の品質低下や家畜の死亡事故なども起きてしまう可能性が高いです。

フェーン現象の影響②:空気の乾燥

乾いた風が山から吹き下ろされるので、乾燥しますつまり火災が起きやすくなります。

フェーン現象の影響③:強風

フェーン現象により、強い風が吹いてきます。
空気の乾燥で火災が起きやすくなっているところに強風がふくと燃え広がる可能性もあります。

自然現象とはいえ、ぶっちゃけ良いところがないですよね。。。

まとめ:ウェット&ドライフェーン現象わかりやすく簡単に+地域

今回はウェット&ドライフェーン現象について簡単に解説しました。

本当は湿度とか色々と関係するのですが、なるべく簡潔にしています。山からの風が関係しているんです。

特に最近の猛暑はドライフェーンが影響していることが多いと言われています。

早く過ごしやすい季節が来てほしいと願うばかりです。

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色々なことが毎日起こりますが、できるだけわかりやすく伝わるように記事作成を心がけております。

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